病気
ちょっと具合が悪いんだ
子どもを育てていくうえで、一番心配なのが病気です。具合が悪くてもうまく表現できない乳幼児はなおさらです。いつもと違うことに気がつくためには、いつもの機嫌や様子を知っていなければなりません。
病院へ連れて行くかどうかの判断は難しいものですが、経験を積むことで徐々にできるようになります。どの家庭でも一人目の子のときより二人、三人目のときの方がうまくなっているものです。
子どもの病気はまず、小児科へかかります。日頃から見てもらっている医師は、子どものいつもの様子や、病気の経緯、体質などをわかってくれているので安心です。信頼できるかかりつけ医を持ちましょう。
かかりつけの病院・診療所(主治医)、夜間・休日診療の医療機関、家族の勤務先、保育所(幼稚園)などをメモし、見やすいところにはっておきましょう。
病院へ行く時は
- どんな様子か
- いつからか
- 時間経過と変化
- 家庭でどんな処置をしたかを把握して行きましょう
持っていくものは
- 健康保険証
- 母子健康手帳
- タオル
- ハンカチ
- ティッシュペーパー
- ビニール袋
- お金
- 住所録(連絡用)
- ミルク、哺乳びん(乳児の場合のみ)
- 健康時の体の状態のメモ(体温、脈拍、体重など)
赤ちゃんの病気の見つけ方
心配のないとき
ちょっとした発熱や下痢、せきなどがあっても、下のようならば大丈夫。様子をみましょう。
- きげんがよい
(にこにこしている) - 顔色がよい
- 目がいきいき
- 食欲がある
- 食事は食べなくても好きなおやつには手を出す
- 動きが活発
- よく遊ぶ
- よく眠る
- 目覚めもきげんがよい
心配なとき
はっきりした症状はなくても、下のような状態のときは、一刻も早く小児科へ!
- きげんが悪い
(抱いてあやしてもダメ) - はげしく泣く
- 食欲がまったくない
- 好きなものにも手を出さない
- ぐったりしている
- 目がうつろ
- くずって熟睡しない
- 苦しそうで、あえぐような息づかい
- 食べたり飲んだりしたものを、すぐ吐いてしまう
- 意識がはっきりせず、呼んでもあやしても反応しない